垢も身の内
読み方
あか も み の うち
意味
垢のように取るに足りないものでも、自分に関わるものは大切に思うというたとえ。自分自身や身内の欠点は分かっていても、他人から悪く言われたり批判されたりすると不快に感じ、かばいたくなる人情をいう。
由来
明確な初出や成立年代は不明である。自分の体から出る垢でさえ「身の内」、すなわち自分に属するものと見る発想から生まれた日本のことわざとされる。垢のようなつまらないものまで惜しむという比喩で、自分や身内への愛着・ひいきを表す。
分類・由来
備考
自分・家族・所属先などへの愛着や身びいきを、やや皮肉を込めていうことが多い。欠点そのものを肯定する意味ではなく、他人からの批判に敏感になる人情を表す。
例文
- 弟の欠点は家族がよく知っているが、他人に笑われると腹が立つ。まさに垢も身の内だ。
- 本人は古い店の不便さを愚痴るのに、よそから悪く言われると反発する。垢も身の内ということだろう。
- 傷だらけの道具でも、祖父にとっては長年使った大切な品だ。垢も身の内で、簡単には捨てられないのだ。
類義語
- 痘痕も靨
- 親の欲目
- 我が子は三歳より可愛い