多言は身を害す
読み方
たげん は み を がいす
意味
むやみに多くを語ると、言い間違いをしたり、秘密や不必要な情報を漏らしたりして、自分に災いを招くという戒め。発言は慎重にし、余計なことを言わないほうがよいという意味。
由来
中国古典『老子』第五章にある「多言数窮、不如守中(多く語れば行き詰まり、ほどよく保つに越したことはない)」に基づくとされる。『老子』は戦国時代の前4〜前3世紀ごろに成立したと考えられている。「多言は身を害す」という和文表現がいつ定着したか、最初の用例は明確ではない。
分類・由来
備考
「多言」は多くを語ること。必要な発言や率直な意見まで否定するものではなく、軽率で不用意な発言を戒める際に用いる。現代では「口は災いの元」と近い。
例文
- 交渉の席では、多言は身を害すというから、確証のない情報まで話さないようにしよう。
- 彼は酒席で会社の内情を漏らしてしまい、まさに多言は身を害すを地で行った。
- 意見を述べるべき場面まで黙る必要はないが、感情に任せた多言は身を害す。
類義語
- 口は災いの元
- 口は禍の門
- 雉も鳴かずば撃たれまい
- 多言数窮
- 言わぬが花
対義語
- 口は幸いの元
- 言わぬ事は聞こえぬ