大疑は大悟の基
読み方
たいぎ は たいご の もと
意味
大きく深い疑問を抱き、その答えを徹底して求め続けることが、大きな悟りや深い理解に至る土台となる、という意味。禅では、安易に納得せず真理を真剣に問い続ける姿勢を重んじる。
由来
中国禅の修行観に基づく禅語で、成立した正確な時期や単独の出典は明確ではない。宋代(10~13世紀)以降の中国禅で重視された「大疑大悟・小疑小悟・不疑不悟」という考え方と通じ、日本には禅宗の伝来とともに伝わったとされる。
分類・由来
備考
主に禅の修行や学問・探究の姿勢について用いる。単なる懐疑や批判を勧める言葉ではなく、真理を求めて深く問い続ける「大疑」を指す。
例文
- 研究が行き詰まったときこそ、大疑は大悟の基という気持ちで、前提から問い直してみよう。
- 師は弟子に、答えを急ぐな、大疑は大悟の基だと説いた。
- 彼女は疑問を曖昧にせず調べ抜いた。まさに大疑は大悟の基を実践したのである。
類義語
- 大疑大悟
- 大疑の下に大悟あり
- 疑いは悟りの始め
対義語
- 不疑不悟
- 盲信
- 無批判