円木警枕
読み方
えんぼく けいちん
意味
丸い木を枕にして、眠り込むと枕が転がって目が覚めるようにした「警枕」をいう。転じて、睡眠時間を惜しみ、眠気を戒めながら学問や仕事に励む、非常に強い勉学・修養への心がけを表す。
由来
中国・北宋の政治家・歴史家である司馬光(しばこう、1019~1086年)の故事に基づく。司馬光は読書や著述に励むため、丸い木を枕にし、少し眠ると枕が転がって目を覚ますようにしたという。この枕を「警枕」と呼んだとされる。故事は『宋史』(元代、1345年ごろ編纂)の司馬光伝などに伝わる。
備考
主に文章語・故事成語として用いられる、やや古風な表現。文字どおりに睡眠を削ることを勧める語ではなく、目標に向けて自らを律する強い勤勉さをたとえる。
例文
- 彼は資格試験に向け、円木警枕の覚悟で毎朝早くから机に向かった。
- 研究者として成果を残すには、円木警枕のような不断の努力も必要だろう。
- 円木警枕という故事は、司馬光の学問に対する並々ならぬ熱意を伝えている。
類義語
対義語
- 安逸
- 怠惰
- 遊惰放逸