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別無長物

読み方

べつむちょうぶつ

意味

ほかに余分な持ち物がまったくないこと。生活に必要な最小限の品だけを持ち、財産やぜいたくな所有物がない状態をいう。単に貧しいという意味だけでなく、余計な物を持たない質素な暮らしぶりを表す場合もある。

由来

中国の故事に由来する語。晋代(3~4世紀)の人物・王恭が、来客に自分の敷物を譲った後、ほかに替えの品を持たなかったという逸話が『世説新語』や『晋書』の王恭伝に見える。この逸話中の「身無長物(身に余分な物がない)」が基となり、「別無長物」という形でも用いられるようになった。「長物」は長い物ではなく、余分な物・ぜいたくな所持品の意。

備考

「長物」は「余分な品物」の意味であり、長い物を指す語ではない。日常会話より文章語・教養語として使われることが多い。清貧やミニマルな生活を肯定的に表す場合もある。

例文

  • 彼は別無長物の暮らしを選び、必要最小限の家具だけを置いている。
  • 旅には別無長物で出かけるほうが、身軽で行動しやすい。
  • 祖父の部屋は別無長物というべき簡素さだったが、清々しい印象があった。

類義語

対義語

この四字熟語に使われている漢字