嘘をつくと閻魔様に舌を抜かれる
読み方
うそを つくと えんまさまに したを ぬかれる
意味
うそをつく者は、死後に地獄の裁きをする閻魔に罰せられるという意味。実際に舌を抜かれるということではなく、うそはいけないことだと戒め、とくに子どもに正直であるよう教えるために用いる。
由来
仏教で、死者の生前の行いを裁く冥界の王とされる閻魔(閻魔王)への信仰と、罪人が舌を抜かれる「抜舌地獄」のイメージに由来する。閻魔の観念はインドのヤマ信仰を起源とし、中国を経て日本へ伝わった。ことわざとしての正確な初出・成立年代は不明だが、日本の民間信仰や子どものしつけの中で定着した表現である。
分類・由来
備考
主に子どもを戒めるための、やや昔ながらの言い回し。現代では文字どおりの宗教的な罰を述べるより、「うそをつかないように」という教育的・冗談交じりの表現として使われる。
例文
- 子どもがごまかそうとしたので、母は「嘘をつくと閻魔様に舌を抜かれるよ」と諭した。
- 昔は、嘘をつくと閻魔様に舌を抜かれると言って、子どもに正直であることを教えた。
- 冗談だとしても、人を傷つけるうそはよくない。嘘をつくと閻魔様に舌を抜かれる、という戒めを忘れないようにしたい。
類義語
- 嘘つきは泥棒の始まり
- 嘘は泥棒の始まり
- 天網恢恢疎にして漏らさず
対義語
- 正直の頭に神宿る
- 正直者は神に守られる